総務省の家計調査(2人以上の世帯)で7月分の収入は前年同月に比べ名目で3%、実質では6.6%の大幅減少になったことが分かった。1世帯当たりの収入は63万7866円だった。
収入減を反映してか、消費支出も1世帯あたり28万1736円と前年同月比で名目で1.3%減少、実質では5%の減少になった。前月に比べても実質2.7%減少していた。
松本剛明総務大臣は同日の記者会見で、消費支出の減について「ここのところ、実は実質消費は結構減ってきているという状況が続いてきていますが、統計については非常に様々な要因が絡んできていますので、内閣府の経済関係部局とも連携して、しっかり内容の分析をする必要があろうかと思っております」と内容を分析する必要があるとした。
また「2人以上の世帯の家計調査と申し上げたが、実は2人以上の世帯がそもそも減っているということがある。1人暮らしとか。私自身も消費動向、実質消費の動向は非常に注目をしていかなければいけないと思っており、物価高対策も必要になってくる。進めている中ですが、物価高対策をさらにしっかり進める必要があるかなと思っています」と語った。(編集担当:森高龍二)