岸田文雄総理はASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議の成果について、7日、記者会見で「50年にわたる日本とASEANの関係を包括的・戦略的パートナーシップに格上げをすることができた」など大きな成果があったとアピールした。
岸田総理は「日本として日・ASEAN包括的・連結性イニシアティブを発表することができた。ASEANの訴えているASEAN・インド太平洋アウトルック(AOIP)を日本として主流化することを支持することを明確にした上で、日本の訴えるFOIP(自由で開かれたインド太平洋)とAOIPが相乗効果を発揮するような協力を実現する考え方を確認することができた」と語った。
また12月に予定の日・ASEAN特別首脳会議について「12月の会議においては新たな協力のビジョンを明らかにしたい。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を実現するための連携を確認するような新たなビジョンを発出したい」と世界に向けた発信の機会にしたいとの考えを述べた。(編集担当:森高龍二)