岸田文雄総理は24日の衆院本会議で、細田博之前衆院議長がセクハラ疑惑に対し「被害者が名乗り出ていないからセクハラはなかった」と発言したことの受け止めを立憲民主党吉田晴美衆院議員から質され「一般論として、名乗り出る人がいなければセクハラでないと言う考え方は適切でない」と答えた。
細田氏は今月13日、衆院議長(当時)として議長公邸で行った会見で、セクハラ疑惑に対し「これまで誰一人具体的にこういうセクハラがあったという方はございません」と述べ、「被害者がいることが大事」と述べ「1年半、これまで、どの新聞社の方も、どの政党職員の方も、誰一人、(私が)セクハラしたという主張はないんでございます」と強調した。
吉田議員は細田氏の発言について「被害女性が簡単に名乗り出ることができない、根本的なセクハラ問題を理解していない発言で、受け入れることができない」と強く非難した。(編集担当:森高龍二)