シャープは財団法人クリーン・ジャパン・センター主催の平成23年度 資源循環技術・システム表彰において、「財団法人クリーン・ジャパン・センター会長賞」を受賞した。
受賞したテーマは「自己循環型マテリアルリサイクルが可能なバイオプラスチックの開発」で、バイオプラスチックにおける独自のリサイクル技術と将来に向けた用途拡大の可能性が評価されたという。
同社では、化石資源の消費を可能な限り抑制することをめざし、リサイクル性に優れたバイオプラスチックの開発と製品への利用拡大に取り組んでいる。2006年度には、デンプンを原料とするバイオプラスチック(ポリ乳酸)と汎用プラスチック(ポリプロピレンやポリスチレン系など)をブレンドし、耐久性を高める技術開発により、バイオプラスチックの自己循環型マテリアルリサイクルを可能にしており、さらに、成形性や発色性などの改良を重ね、携帯電話の卓上ホルダーとして実用化している。
今後同社は、さらに高品位なバイオプラスチックの開発により家電製品や複写機などへの採用をめざし、企業ビジョン「エコ・ポジティブ カンパニー」のもと、資源循環型社会の構築に貢献していく。