米国「同盟国に軍事費GDP比5%以上要求」か

2026年01月26日 07:05

 アメリカ国防省は23日公表の「国家防衛戦略」で、すべての同盟国に対して軍事費のGDP比で5%以上への増額を要求するとした。

 日本共産党の試算によると、2024年のGDP換算で防衛費は30兆円を超え、国民1人当たり年間24万8000円。4人家族だと年間約100万円にのぼる。共産党は「もはや戦時経済、軍事独裁政権のような財政構造になってしまう」と警鐘を鳴らした。

 高市内閣は当初計画より2年前倒しして今年度にGDP比2%(約11兆円、海上保安庁予算含む)を達成した。22年度は5兆4000億円だった。わずか3年で倍増しているが、米国要求に応えるなら、国民1人当たりの負担額はさらに激増する。

 日本は1960年代から2023年度までGDP比で防衛費は1%以下、その後も1%台を保ってきた。GDP比1%以内を一つの枠組みにしてきたからだが、高市内閣で防衛費は世界3位レベルに。例えば5兆円を暮らしに回せば年金受給者に還元した場合、年12万円を受給者全員に追加支給できるという試算もある。

 ロシアによるウクライナ侵略や中国の海洋進出、北朝鮮問題など世界の安全保障環境や日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しているが、防衛費をどう受け止め、どこまでの負担を是とするのか、防衛費は「自民・維新」「中道」で大きく変わっていきそうだ。(編集担当:森高龍二)