岸田文雄総理は28日夜開かれた共同通信加盟社編集局長会議懇親会でスピーチし、外交について「2024年はまさに緊迫の1年になると感じている」と語った。
背景に大きな国政選挙が各国で実施されることなどを挙げた。岸田総理は「ロシアによるウクライナ侵略、イスラエル・パレスチナ情勢、これらにおいても緊迫の度を加えているわけだが、来年は世界の政治情勢も大きく揺さぶられる可能性のある1年と思う」と述べた。
その要因に選挙を上げ「来年は1月、台湾において総統選挙が行われる。来年2月はインドネシアの大統領選挙が行われる。4月には韓国の総選挙が行われる。インドの総選挙も来年前半に行われることが予定されている。11月にはアメリカの大統領選挙がある。これらの選挙結果によって、緊迫した国際情勢を大きく左右する各国の政治体制が変わっていくことが予想される1年ということ。これを念頭に、我々は外交についても考えていかなければならない年と思っている」と述べた。その点では国内においても衆院解散・総選挙が行われるもようで、選挙の年になる。(編集担当:森高龍二)