鉄道駅のバリアフリー化 大幅に進む

2011年10月12日 11:00

 1日あたりの平均利用者数が5000人以上の鉄道駅2813駅のうち、平成22年度末時点で93%にあたる2603駅で段差が解消されたことが国土交通省の調べで分かった。

 段差の解消がされていない210の駅について、その理由をみると、23年度以降に解消される予定のもののほか、整備計画があってその費用負担について鉄道事業者と地元自治体などの関係者との間で協議中のもの、地形上の技術的課題があるために整備計画策定に向けて検討中のものなどのケースがみられた。

 国土交通省によると、段差解消は平成12年度(2775駅のうち、解消駅は795駅で進捗率29%)にくらべ、10年間で1808駅での解消が実現し、バリアフリー化が大幅に進んだとしている。国交省では、今後も自治体と連携してバリアフリー化を推進していきたい意向。
(編集担当:福角忠夫)