政府・連合トップ会談 中間層増へ具体的策を

2011年10月12日 11:00

 野田政権発足後初の政府・連合トップ会談が11日、総理官邸で開かれ、野田佳彦総理は「民主党政権再生のラストチャンスとも言われているが、心して頑張っていきたい」と決意を語るとともに、野田政権としての最大、最重要課題として「東京電力福島第一原発事故の収束、東日本大震災の復旧・復興、エネルギー政策の見直し、日本の経済・雇用のたて直し」をあげ、これら課題の解決に全力を尽す姿勢を示し、連合に対して理解と協力を求めた。

 古賀伸明連合会長は「野田政権においても(今後も)トップ会談を続けてほしい」と伝えるとともに、「分厚い中間層が日本経済の基盤となり、発展の原動力となってきた」として、野田政権がめざす中間層を分厚くする政策について「具体的な政策を推進して頂きたい」と要請した。

 また、古賀連合会長は「東日本大震災から7ヶ月、震災からの復旧・復興、そして日本再生にどうつなげていくのか、1日も早くそのことが求められている」として、スピード感をもって対応するよう要望した。
(編集担当:福角忠夫)