2017年に「慰安婦」や「河野談話」を取り上げた学び舎の歴史教科書を採用した自身出身の学校(私立灘中・高)に「なぜ採択したのか」と問い合わせしたこともある盛山正仁文部科学大臣が2021年の衆院選挙で旧統一教会(世界平和統一家庭連合)関連団体から支援を受けていたとの報道があり、6日の衆院予算委員会で岸田文雄総理は「自ら説明責任を果たしていただきたい」と説明責任を果たすよう求めた。
一方で「盛山文科大臣には引き続き職責を果たしてもらいたい」と文科大臣を更迭する考えのないことを鮮明にした。
ただ、文科大臣は旧統一教会に対し解散命令請求を行っている立場。その団体関連団体から推薦状を受け、選挙支援を受けたとすれば「即刻辞任すべき」との声が上がるのは当然で、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る一連の問題に加えて、今回の問題が予算審議に大きく影響するのは必至で、交代させざるを得ないのではとの見方もある。
盛山大臣は「選挙支援を依頼した事実はない」とするとともに、推薦状に関しては「写真があるなら推薦状を受け取ったと思う」などと国会で答弁した。(編集担当:森高龍二)