丸紅、豪州ボーキサイト開発における事業化調査に参画

2011年10月07日 11:00

 丸紅は、豪州ボーキサイト探査・開発会社であるAustralian Bauxite Limited(以下、「ABx」)と、豪州New South Wales州にあるボーキサイト鉱区Goulburn-Taralgaプロジェクトの事業化調査に参画することに合意。事業化調査後、丸紅はGoulburn-Taralgaプロジェクト権益35%を取得し、鉱山開発および事業運営に本格的に参画する権利を取得している。

 同プロジェクトの対象鉱区では、輸出に適した良質なボーキサイトの賦存が既に確認されている。世界のアルミ需要が伸びる中、原料であるボーキサイトの需要が特に中国において急速に増加しており、今後も拡大が見込まれているという。

 丸紅は、銅・石炭・アルミを始めとした金属資源関連の資産確保に注力。アルミに関しては、従来、豪州やカナダを中心としたアルミ製錬所への投資を行ってきたが、アルミ権益拡大に加え、今後は、ボーキサイトやボーキサイトの加工製品であるアルミナといった川上分野への資源確保にも積極的に取り組んでいく。