日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は4月28日投開票で実施された衆議院補選(東京15区、島根1区、長崎3区)3選挙で立憲民主党が全勝した結果について、1日の囲み会見で「われわれの完全な敗北だ」と語った。
吉村氏は「我々の力不足。(長崎・東京の)候補者はよく頑張った。今後の総選挙に向け、実直に改革に取組んでいく姿勢を貫くことが重要と思う」と述べた。
吉村氏は「政治とカネの問題がほとんど争点になっている中で、その『受け皿』が立憲民主党になった。島根の選挙での自民の負け方を見ても、政治とカネ問題に対する有権者の不信、かなり強いものがあると思う」と述べた。
吉村氏は「政治資金パーティーひとつとっても、立憲民主党は『廃止』と主張しているし、われわれは『企業・業界へのパーティー券売りは禁止する』というもので、自分たちでやれることをまずやろうというのが基本的な姿勢」とした。
吉村氏は「政治とカネについては立憲民主党の主張が一番信頼され、有権者の皆さんに支持されているのだと思う」と語った。
そのうえで「政治とカネ問題では、われわれも自民党に厳しく対峙していきたい」と述べた。また「業界や団体に縛られないために、企業団体献金をやめるということが一番大切だと思っている。他の野党とも協力しながら自民党とぶつかっていくことが大事だと思っている」と述べた。
吉村氏は「さきの党大会で野党第1党を目指す、自民党の過半数割れを目指すということを基本方針として決定した。ここを目指していく」と強調した。(編集担当:森高龍二)