中谷元防衛大臣は8日、オースティン米国防長官と電話会談し、防衛力の抜本的強化や日米同盟強化に取組む決意を伝えた。
防衛省によると両者は会談で(1)インド太平洋地域における力又は威圧による一方的な現状変更の試みが強まっていることを踏まえ、これまで以上に日米及び地域のパートナーと緊密に連携していくことを確認。
また(2)日米の指揮・統制枠組の向上、南西地域における日米共同プレゼンスの拡大といった同盟の抑止力・対処力を強化するための重要な取組みについて引き続き緊密に連携することも確認。
(3)抑止力を維持・強化しつつ、沖縄の基地負担を軽減するため「沖縄統合計画」に基づき、普天間飛行場の可能な限り早期の全面返還を含む米軍再編の実現に向けた取組みを更に加速させていくことや自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、パートナーとも緊密に連携しながら取組んでいくことを確認した、としている。
中谷防衛大臣は前日にパパロ米インド太平洋軍司令官の表敬を受けた際にも、日米同盟の更なる強化に向けて緊密に協力していきたい旨を伝えていた。(編集担当:森高龍二)