不記載議員に厳しく対処せざるを得ないと判断

2024年10月10日 06:24

 衆議院は9日、解散、15日公示、27日投開票の日程で総選挙が展開される。岩谷毅外務大臣は8日の記者会見で、記者団から衆院解散・総選挙についての受け止めを聞かれ「一自民党議員として」と前置きしたうえで「総理、あるいは総裁の判断は非常につらく厳しい判断だったろうと思っている」と答えた。

 岩谷大臣は「党内政局などという次元の話ではなく、自民党の信頼を回復しなければいけないと。そのためには不記載の議員に対しては状況に応じ、厳しく対処せざるを得ないと判断されたと思う」と答えた。

 そのうえで「民主主義においては主権者たる国民の審判が最終的で、かつ最高の審判ということになろうと思う。今度の選挙で一人でも多くの議員が、しっかり説明し、信任を得て、戻ってきてもらいたいと思っている」とも語った。

 岩谷大臣は「選挙が早すぎるという批判も一部にあるが、国際情勢がこれだけ激動していて、この先も何が起こるか分からない。来月には米大統領選の結果も出てくる。選挙後には、能登の復旧・復興も含め、当面の経済対策のためにも、しっかり取組みたいということを総理は言っており、国民の信任をいただいて政権基盤を安定させていただいて、力強く外交にも取組むことができ、政策を前に進めることができる体制をいただきたい」と強調した。(編集担当:森高龍二)