米軍伊江島補助飛行場の滑走路改修に協力検討

2024年10月15日 08:30

 沖縄県米軍伊江島補助飛行場滑走路の不具合が原因で本来、同島で行われるパラシュート降下訓練が例外措置として嘉手納基地で繰り返されているため、中谷元防衛大臣は11日の記者会見で、同飛行場の滑走路改修工事が順当に進み、早期に使用再開されるよう「自衛隊の施設部隊による協力も選択肢の一つとして検討を進めている」と協力の在り方を検討している旨を語った。

 中谷大臣は同飛行場滑走路の改修工事に関して米側から「本年11月以降に必要な資材、機材の搬入を行った上で、スケジュールが変動する可能性はあるが、来年2月頃に工事を開始し、来年6月から9月に工事が完了する見込みとの説明を受けている」とした。

 中谷大臣は「基地負担の実情を踏まえると伊江島の滑走路が早期に使用再開されるように取組んでいくということは大変重要であり、防衛省としては滑走路改修工事の早期完了    に向けて可能な限り支援、協力することにしている。米側と緊密に連携し、取組んでまいりたい」と強調した。沖縄県米軍伊江島補助飛行場は沖縄本島から10キロ程度の所にある。(編集担当:森高龍二)