日米共同統合演習の意義強調 中谷防衛相

2024年10月26日 11:09

 中谷元防衛大臣は25日の記者会見で23日から11月1日にかけて日本全国で実施の日米共同統合演習(キーン・ソード)について、記者団の問いに「我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増しており、本演習によって、あらゆる事態に即応するための抑止力・対処力を強化していくとともに、日米の強固な意志、連携を示すことで、我が国の防衛、地域の平和と安全の確保につながるものと確信している」と統合演習の意義を強調した。

 演習を巡っては沖縄県内で中止を求める集会も開かれている。中谷大臣は「国民の皆様方には引き続き丁寧に説明していくが、御理解をいただきたいと思う」と語った。

 そのうえで「演習実施に当たり、安全の確保は当然の前提として、地元の皆様方に与える影響は最小限にとどめるよう十分配慮をして行っていく。今後の訓練規模、内容は現時点において予断をもって答えることは困難だが、防衛省・自衛隊として、南西地域の防衛体制の強化の重要性が高まる中、引き続き南西諸島を含む地域における日米共同訓練を実施していく」とした。(編集担当:森高龍二)