厚生労働省は平成21年度国民医療費の概要を発表した。それによると、人口1人当たりの医療費は前年度より9800円増加し、28万2400円となった。増加率で3.6%の増になっていた。また昭和61年度(14万300円)に比べると2倍の額になった。
年齢でみると、0歳児から14歳では1人あたり14万2900円、15歳から44歳では9万3000円、45歳から64歳では27万7700円、65歳以上では73万5800円と15歳から44歳の層の7.91倍にのぼっていた。
なお、国民医療費の総額は36兆67億円で前年度より1兆1983億円の増。率にして3.4%の増加になっている。
(編集担当:福角忠夫)