日揮のサウジアラビア法人であるJGCガルフ・インターナショナル社は、バーレーン国営ガス会社から、ガス圧縮設備の建設工事を受注した。
同プロジェクトは、バナガス社がバーレーン・アワリ地区で操業する天然ガス処理プラントにおいて、随伴ガスを圧縮しパイプラインに送る能力を増強するための設備を建設するもの。日揮は、バナガス社向けに1970年代からプラント建設の実績を積んでおり、近年では「CS-7」と呼ばれる今回と同様のプロジェクトを遂行、バナガス社から高い評価を受けている。同プロジェクトの受注は、日揮の長年に亘るバーレーンでの実績とJGCガルフ・インターナショナル社の価格競争力が、客先から高く評価された結果であると考えている。
JGCガルフ・インターナショナル社は、中東・湾岸地域の案件を中心にプロジェクトを現地で遂行するEPC子会社として、2008年に設立された日揮のサウジアラビア法人。同社は、日揮グループ全体としての受注・業容拡大と中東地域の産業発展への貢献を目的としている。
日揮グループは現在、中期経営計画「NEW HORIZON2015」において、海外EPC子会社の強化・拡大を推進。同プロジェクトの遂行を通して、JGCガルフ・インターナショナル社のプロジェクト遂行能力のさらなる向上を図って行く予定だ。