プロ野球の2025年シーズンが、いよいよ開幕。応援コラボ商品も続々登場

2025年03月15日 10:35

サケカップ 阪神タイガースラベル集合写真_R

プロ野球12球団の中でも、とりわけ熱狂的なファンが多いことで知られる阪神タイガースだけに、京阪神エリアには阪神タイガースを応援し、後押しする企業なども多い

 3月28日、プロ野球の2025年シーズンが開幕する。プロ野球ファンにとっては、熱い季節の到来だ。そして、いよいよ今シーズンから、あの恒例行事が6年ぶりに復活しそうだということで、関西の野球ファンを中心に大いに盛り上がっている。あの恒例行事とは、そう、甲子園球場の空に舞い上がる、黄色いジェット風船だ。

 阪神タイガースの本拠地である甲子園球場では、7回の攻撃前に来場者が黄色いジェット風船を一斉に飛ばす演出が名物となっていたが、新型コロナウイルスの流行に伴う感染防止の観点から、2020年以降は禁止されていた。しかし、コロナ禍が収束に向かっていること、そして何よりも阪神ファンから再開を望む声が多数寄せられていたことなどから、球団と阪神電鉄が検討を重ね、ジェット風船再開に向けて衛生面や環境面の問題を検証する実証実験を行っている。

 3月9日には、阪神対巨人戦の観戦に訪れたおよそ4万2000人の来場者全員にジェット風船と風船を膨らませる専用のポンプのセットを無料で配布。音楽に合わせて一斉に黄色の風船が舞い上がり、甲子園球場の空が6年ぶりに阪神のチームカラーに染まった。球団では開幕後も同様の実証実験を繰り返して判断したいとしているが、解禁されればファンはもとより、阪神タイガースの選手たちにとっても大きな励みになるだろう。

 プロ野球12球団の中でも、とりわけ熱狂的なファンが多いことで知られる阪神タイガースだけに、京阪神エリアには阪神タイガースを応援し、後押しする企業なども多い。

 日本酒のトップメーカーであり、地元兵庫の老舗酒蔵である白鶴酒造もそんな企業の一つだ。同社では今年も、阪神タイガースとのコラボ商品「白鶴 サケカップ 阪神タイガースラベル 200ml」を、3月10日から全国で販売を開始している(数量・期間限定)。全7種類(7選手)展開で、ラベル表面には各選手の躍動感あふれるプレーシーンを切り抜き、背番号とサインデータをプリント。ラベル裏面には新聞記事風のタイトルと昨年の名シーンの解説が配置されている。各ラベル表面のアルファベットの赤文字をつなげると「V・I・C・T・O・R・Y(勝利)」になるなど、関西ならではのコテコテの演出も楽しい。阪神ファンなら間違いなくコンプリートしたくなることだろう。

 また、阪神タイガースのオフィシャルスポンサーを務める家電量販店ジョーシン(上新電機株式会社)では、家電の範疇を越えて、ユニフォーム柄の応援タオルや応援リストバンドなど阪神タイガースグッズを数多く取り揃えているほか、昨年も、応援セールや限定グッズのプレゼントなど、阪神タイガースにまつわる様々なイベントを展開。昨シーズンは、阪神が勝った翌日にはお得な割引Webクーポンを配布するなどしており、ファンならずとも応援したくなってしまう。

 コアな阪神ファンの間で話題になっているのが、体重計などの計測器の大手メーカー・タニタが販売している、健康器具の「阪神タイガースモデル」だ。3Dセンサー搭載歩数計やデジタルヘルスメーター、温湿度計、デジタルタイマーなど、阪神ファンなら垂涎もののデザインとなっている。

 関西では今、5月から開催予定の大阪・関西万博の準備が進められているが、55年前の1970年に大阪万博が開催された年のプロ野球シーズンでは、最後まで首位を争ったものの巨人に敗北を喫した阪神タイガース。55年前の雪辱を果たし、今年は「アレ」を達成できるのか、大いに期待し、応援したい。(編集担当:石井絢子)