ホンダは、フランクフルトモーターショーにおいて、2012年初頭より欧州で発売を予定している新型「シビック(5ドア)」を発表している。
新型「シビック(5ドア)」は、走行性能やハンドリングを大幅に向上させるとともに、上質な乗り心地と低燃費を実現した欧州専用モデル。優れた空力性能や静粛性の実現のために、飛行機の機体形状の一種であるブレンデッドウィングボディに着想を得て、バンパーやフェンダーのラインが一体的にボディと融合したデザインとしている。また、出力を向上しつつ空力効率を高め、MT車全タイプにアイドリングストップ機能を標準装備することなどにより、従来モデル比で、1.8Lガソリン車は約10%、2.2Lディーゼル車は約20%の燃費向上を。同製品は、英国のホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッドで今年11月より生産を開始し、販売台数は欧州全域で年間約10万台を計画しているという。プレス発表会でホンダ代表取締役社長の伊東孝紳は、「欧州地域において、2012年末にはこの新型シビック5ドアに、さらに小型のディーゼルエンジンを搭載したモデルを追加。これ以降、欧州で発売される全モデルのエンジンを刷新し、より一層のCO2排出量の削減を目指していきます」と発表している。