火災 10件に1件は放火

2011年09月21日 11:00

 消防庁による今年1月から3月までの全国の火災状況のまとめで、出火原因のトップが放火によるものであることが分かった。

 それによると、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北3県(宮城、岩手、福島)を除く都道府県での火災発生件数は1万5503件で、このうち建物火災が7871件、車両火災が1238件、林野火災が831件、船舶火災が17件、そのほかの火災が5545件になっていた。

 出火原因では放火が1545件と火災全体の1割を占め、放火の疑い(1257件、8.1%)を含めると18.1%にのぼっていた。またタバコ(1500件、9.7%)、たき火(1310件、8.4%)、こんろ(1088件、7%)が出火原因になるケースも多かった。
(編集担当:福角忠夫)