天王寺公園内で開催されている「収穫祭・大阪オクトーバーフェスト2011」では、悪天候にもかかわらず連日、多くの来場者が訪れ賑わいをみせている。本場ドイツビール5銘柄のほか、日本でも人気のベルギービールも参加している。
レストランやパブなど、飲食店で飲める機会も増え、徐々にファンも増えつつある海外からの輸入ブランドビール。一般消費者や流通業者への認知度アップを図るため、さまざまなビールイベントが各地で行われている。そんななか、ドイツのハンブルクと姉妹・友好都市提携を結ぶ大阪市で、本場ドイツビールの祭典にちなんだ「収穫祭・大阪オクトーバーフェスト2011」(主催:収穫祭・大阪オクトーバーフェスト実行委員会)が、大阪市のメインパークといっても過言ではない、天王寺公園内にて、開催された。
「ミュンヘン・オクトーバーフェスト」とは、ドイツミュンヘンで毎年秋、16日間にわたって開催される収穫祭。1810年以来、ミュンヘン市の西方テレージエンヴィーゼで9月半ばから10月上旬に開催され、毎年600万人以上の人が会場を訪れている世界最大のビールイベントだ。日本でも、東京・日比谷公園や横浜・赤レンガ倉庫など各地で開催されており、2010年はドイツでの開催200周年、また2010年から2011年にかけては日独交流150周年の節目にあたり、その記念すべき年に大阪で初めて本格的な「オクトーバーフェスト」を開催することになった。
今回開催される会場では、本場ドイツビール5銘柄のほか、日本でも人気のベルギービールやアイリッシュビールなど、世界のビールが勢ぞろい。ソーセージやプレッツェルをはじめ、ビールにぴったり合うドイツ郷土料理のお店がずらっと並んだ。開催初日である9月16日は、接近する台風の影響で、生憎の雨模様。にもかかわらず、仕事帰りの会社員らが続々と来場、思い思いのビールを味わったという。また、会場中央のステージでは、アコーディオンやギターなどをつかったドイツ民族楽団の演奏や、ヨーデルの歌とともにダンサーたちが来場者と一緒になって歌って踊るパフォーマンスもあり、お祭り気分を盛り上げてくれる。
なお、会期は9月16日から9月25日の10日間、12時から21時まで。公園休園日や開園時間外でも、オクトーバーフェスト会場エリアは開場している。