米軍主催合同訓練に空自から3100人参加

2025年07月10日 06:32

 米軍主催の日米共同訓練「レゾリュート・フォース・パシフィック」が9日から始まり、航空自衛隊が参加。日米相互の基地への戦闘機展開訓練などを行う。空自からは約3100人、航空機約50機を投入する。米軍からは太平洋軍のほか在日米軍が参加。8月4日まで。

 中谷元防衛大臣は訓練内容について「日本周辺空域で日米の戦闘機等による防空戦闘訓練を行う。また(米軍海兵隊岩国航空基地、松島基地、百里基地、小松基地で)日米相互の基地への戦闘機展開訓練、(千歳基地、小松基地など)共同での滑走路被害復旧訓練、(三沢基地で)患者後送訓練を行う」と説明した。

 中谷大臣は日米での訓練により「部隊の戦術技量向上、米軍との相互運用性向上を図る。訓練は特定国や地域を想定したものではないが、実戦的かつ高度な訓練を実施し、日米の共同対処能力強化を図ることを目指している」と語った。(編集担当:森高龍二)