政権選択選挙とされた参議院選挙は衆議院に続き、参議院でも「少数与党」を実現した。20日投開票で行われた選挙には選挙区定数75に350人、比例代表50に172人が立候補した。
非改選と合わせ、今回の選挙結果で、自民党は13議席減らし101議席、公明党は6議席減らし21議席となり、参議院での与党勢力が122議席と過半数(125)割れになった。
一方、国民民主党と参政党は改選前に比べ、それぞれ13議席増の躍進を見せ、国民民主党22議席、参政党15議席となった。
日本維新の会は2議席増の19議席、れいわ新選組が1議席増の6議席。保守党が参議院でも2議席を獲得した。
野党第1党の立憲民主党は38議席と改選前と同勢力にとどまり、議席を増やすことができなかった。社会民主党も2議席と改選前の議席数にとどまった。日本共産党は7議席と改選前に比べ4議席減らした。みらいとNHK党が各1議席。その他13議席になった。
比例代表での議席獲得数が立憲、国民、参政が同数(各7議席)となったことから、野党第1党の立憲(参院38議席)は国民(22議席)参政(15議席)への支持勢力基盤も踏まえて、政策ごとの共同体制をとることが、より求められることになりそう。
参政の神谷宗幣代表はガソリンにかかる暫定税率廃止に共同歩調をとる一方、選択的夫婦別姓導入には明確に反対するとしている。また与党入りは明確に否定している。(編集担当:森高龍二)