給付付き税額控除導入へ設計に早期に着手と総理

2025年11月05日 06:34

 高市早苗総理は4日の衆院本会議代表質問で立憲の野田佳彦代表から給付付き税額控除導入への総理の姿勢、取組みについて歓迎するとした質問に「税・社会保険料負担で苦しむ中・低所得者の負担を軽減し、所得に応じ手取りが増えるよう制度設計に早期に着手致します」「実現をめざします」と明言した。

 高市総理は「人口減少や少子高齢化を乗り切るためには社会保障制度における給付と負担の在り方について国民的議論が必要」とし「政府・与党だけでなく、野党の皆様も交えて丁寧な議論を進めていくため『国民会議』を設置し、給付付き税額控除制度設計を含めた税と社会保障の一体改革について議論していきます」と答えた。

 野田氏は「私が要請したのは国会の中で『政治家主導で協議する場』であり、政府の中で『役所主導』で議論する場ではありません。与野党で社会保障の給付と負担のあり方について議論することは重要ですが、国民会議を政府の下に置くのではなく、国会内に会議体を設置したらどうか」と提案した。(編集担当:森高龍二)