SUBARUの「ストロングハイブリッド」が、特定非営利活動法人(NPO)「日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)」主催の「第35回(2026年次)RJCテクノロジーオブザイヤー」を受賞したと発表があった。
「ストロングハイブリッド」は、エンジンとモーターを効率よく使い分けるシリーズ・パラレル方式を採用したSUBARUのハイブリッドシステムで、現在同社の「クロストレック」と「フォレスター」に搭載・展開している。
SUBARU独自のシンメトリカルAWDの基本レイアウトを継承しつつ、新開発の2.5リッター水平対向エンジンとトランスアクスルを搭載することで、走行性能と環境性能を高い次元で両立したことが評価された。
SUBARUクロストレックならびにフォレスターが採用するストロングハイブリッドシステムは、シリーズ・パラレル方式を採用した次世代パワーユニット。このシステムの核となるのは、発電用モーター(MG1)と駆動用モーター(MG2)、そして動力分割機構という3つの主要構成要素だ。
駆動用モーターは、最高出力88kW、最大トルク270Nmを発生させる。発電用モーターが、バッテリーへの電力供給を緻密に制御することで、駆動用モーターの電力量を常に安定した状態に保つ。動力分割機構により、エンジンの動力を発電用・駆動用の両モーターに効率的に配分できる仕組みが大きな特徴だ。
今回SUBARUの技術陣に与えたアワードは、特定非営利活動法人(NPO)「日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)」が、自動車技術の向上と自動車文化の発展のために、自動車の性能や利便性などの評価を行ない、その年度における優秀な自動車とその技術への顕彰。RJCは自動車の社会性、交通、安全、環境などを研究し、提言を行なう非営利法人だ。(編集担当:吉田恒)













