富士フイルムは、オフセット印刷や工業用印刷で使用する製版材料製品の価格改定を、平成23年11月1日より実施する。
同社はこれまで、製版材料製品の生産効率化や経費削減、品種・サイズ統合など、懸命なコスト吸収に努めてきた。しかしながら、製版工程のデジタル化による製版材料製品の需要の減少などは、企業努力の範囲を超える状況にあるという。そこで製版フィルムは24%、製版ペーパーは24%、プルーフ材料(Final Proof材料・Speed Proof感材)は10%、ガラス乾板は15%、これら製品の処理薬品20%価格値上げするという。
なお、ガラス乾板についてはメーカー出荷価格、それ以外については標準ユーザー渡し価格の改定率(値上げ率)だという。