1-3月GDP、年率2.1%増 輸出・設備投資が景気支える

2026年05月19日 08:58

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内閣府が19日発表した2026年1~3月期GDP速報値は、実質で前期比0.5%増、年率換算で2.1%増となりました

今回のニュースのポイント

内閣府が19日発表した2026年1~3月期GDP速報値は、実質で前期比0.5%増、年率換算で2.1%増となりました。輸出や設備投資が成長を支えた一方、個人消費の伸びは限定的でした。物価高が続く中でも日本経済はプラス成長を維持していますが、家計の力強さにはなお課題も残っています。

本文
 内閣府が19日に発表した2026年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.5%増、年率換算で2.1%増となりました。これで4四半期連続のプラス成長となり、日本経済は緩やかな回復基調を維持しています。成長率に対する寄与度は内需が0.2%プラス、純輸出(外需)が0.3%プラスでした。

 需要項目別の内訳を見ると、財貨・サービスの輸出が実質1.7%増と伸び、外需が成長に寄与しました。また、民間企業設備投資も0.3%増と底堅さを維持しており、企業のデジタル化や省力化に向けた設備投資意欲は引き続き堅調であることが示されています。

 一方で、GDPの過半を占める個人消費(民間最終消費支出)は実質0.3%増、家計最終消費支出ベースでは0.2%増にとどまりました。名目ベースの個人消費は0.6%増と伸びているものの、物価上昇による実質所得の目減りが続く中、家計の節約志向が根強く残っている形です。

 AIや半導体関連を中心とした企業の設備投資が景気を支える構図が改めて示された一方、今後は春闘などの賃上げの広がりが、物価高に負けない形で個人消費をどこまで本格的に押し上げられるかが、持続的な景気回復の焦点となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)