菅直人総理は６日の衆議院予算委員会で、みんなの党・渡辺喜美代表から「総理にはまだ伝家の宝刀も、矢もありますよ、国民に信を問えば」と質され、「大きな激励を頂いたと受け止めたい」と答え、「刀折れ、矢つきるまで、力の限りやっていきたい」と意欲を示した。
渡辺議員は「早く総理を辞めるか、衆議院を解散してください。満身創痍なのは国民の方です」と激励でなく、総理に早期の政治決断を求めたことを強調した。
この日、渡辺議員は電力発電と送電の分離をはじめとした電力自由化への環境づくりや東京電力福島第一原発事故に伴う被害者に対する東電の賠償金支払能力などから一時国有化などを提起し、政府の考えを質した。
これに対し、菅総理は「化石エネルギー、原子力エネルギーへの依存度を下げるため、再生可能エネルギー促進法案を何としても今国会で成立させねばならない」と改めて、法案に対する思いを語った。
（編集担当：福角忠夫）
