大畠章宏国土交通大臣は政府の第2次補正予算(総額1兆9988億円)を閣議決定したのを受けて、5日、国交省としての考えを述べた。大畠大臣は「国土交通省としては、かなり大規模な補正を組むことが必要だということを考えておりまして、今回の第2次補正予算には計上しなかった」とし、省として現在積み上げている事業予算は「全て第3次補正に計上したい」とした。
その3次補正への準備としてあげている内容について、大畠大臣は「海岸、河川、道路、港湾、下水道等の災害復旧事業についての1次補正での積み残し分と市街地整備や集団移転など災害時の復興のためのまちづくり関係の予算、三陸縦貫道など被災地域の再生に必要なインフラ整備予算、被災した鉄道など公共交通の復興支援のための予算など」と説明した。
このほか、「液状化、盛り土崩壊等により被災した宅地の復旧対策の関係予算、東北地方の高速道路の無料開放、全国的な防災対策についても検討し、本格的な補正予算に計上していきたい」とした。
(編集担当:福角忠夫)