建設的議論を頂けると確信している 枝野長官

2011年07月04日 11:00

 社会保障と税の一体改革案が政府・与党検討本部で決定され、1日の閣議に報告されたことを受け、枝野幸男官房長官は同日、「国民生活の観点からの本質的な部分のところで多くの野党のみなさんとも問題意識を共有していると思うので、建設的な議論を頂けるものと確信している」と野党に協議に入るよう呼びかけるコメントを述べた。

 社会保障と税の一体改革案は安定的な財源として「消費税を2010年代半ばまでに段階的に10%にまで引き上げる」ことなどを盛り込んでいる。この点について、菅直人総理は自身のブログで「政権と与党が財源問題も含めて改革案を決定したことは、まさに歴史的な意義がある」とし、「今後はこの案を野党に提示し、幅広く国民的議論を繰り広げ、国民皆の手で改革を実現したい」と意欲を示した。
(編集担当:福角忠夫)