NEC、マレーシアの事業者にアジア最大規模の郵便自動化システムを納入

2011年06月24日 11:00

 NECは23日、マレーシアの郵便事業者である(POS Malaysia Berhad(ポスマレーシア)に納入した郵便自動化システムが、セランゴール州のシャー・アラムに新設された「ナショナル・メール・パーセル・ハブ局(NMPH)」の開局式典に合わせて21日に本格稼働を開始したことを発表した。

 今回NECが納入したシステムは、各地域から収集した郵便物を形状に応じて分類・押印し、宛先住所を認識して配達地域ごとに区分する一連の作業を自動化するもので、ポスマレーシアは、これまでは4ヵ所のメールセンターで分散処理していた郵便物をNMPHの1ヵ所で処理することが可能となり、事業の効率化を実現することができる。またNECは、過去に近隣地域のメールセンターに納入され、継続稼働中のシステムのNMPHへの移設や新システムとの統合についても担当した。今回ポスマレーシアに納入したシステムは、2007年6月に香港政府・香港郵政から受注した郵便自動化システム更新プロジェクトと並び、アジア地域では最大規模のものになるという。

 NECは、1961年より郵便自動化システム事業を展開しており、世界50ヵ国以上の郵便事業者にシステムを納入した実績がある。