自公両党幹事長との信頼回復が先決 岡田幹事長

2011年06月24日 11:00

 岡田克也民主党幹事長は23日夕、今後の国会運営で、まず先に「自民、公明両党並びに両党幹事長との信頼関係を取り戻すことが必要(先決)」との考えを明確にした。

 岡田幹事長は、さきの国会会期延長をめぐる自民・公明両党幹事長との会談で一定の方向を出しながら、結果的に破綻する事態になったことで「幹事長間の信頼関係、党と党との信頼関係が傷ついたと思う」と明言。

 信頼関係を取り戻すことから始めなければならないとの認識を示すとともに、「国を思う気持ちは同じと思う」として、幹事長間で話し合う余地があるとの期待をうかがわせた。

 一方、菅直人総理と民主党執行部との信頼関係については「当然、保たれている」として信頼関係に変化のないことを語った。

 また、岡田幹事長は「私が総理にやめる時期を明示するように迫ったという報道が多いが、迫ったことはない」「そうした事実はない」と強く否定した。

 また「いつ総理を辞められるかは総理自ら決めること」。新体制との表現については「それ以上でも以下でもない」とし、新体制という表現は総理が望んだ表現とした。このため、新しい総理を意味するのか、菅総理の下での組閣なのか、解釈が限定できない状態が続いている。
(編集担当:福角忠夫)