オリックス、被災地の福祉施設などへ車両35台を寄贈

2011年06月22日 11:00

 公益財団法人 オリックス財団は、東日本大震災の被災地支援の一環として、オリックスグループ役職員から募った義援金(約19百万円)およびオリックス財団の資金(約1億円)をもとに、宮城県・岩手県沿岸部の障がい者施設、高齢者介護施設などに対して福祉車両21台、一般車両14台を寄贈するという。

 同グループは、東日本大震災後、社員ボランティア団を被災地へ派遣するなど、現地のニーズに応じた被災地支援を行ってきた。今回の福祉車両などの寄贈は、被災地の車両不足が深刻であることや、これまでもオリックス財団が全国の障がい者施設に福祉車両を寄贈してきたことから実施する。寄贈先の選定については、被災地の県対策本部や社会福祉協議会などを通じてニーズをヒアリングした上で必要車両を募集。その結果、障がい者施設や高齢者介護施設で使用する福祉車両と、施設の職員が避難所回りや施設利用者の送迎に必要なワンボックスカーなどの一般車両の要望があったため、福祉車両に一般車両を加えた計35台を寄贈することとなった。各施設には8月以降、宮城県・岩手県の社会福祉協議会を経由して、順次納車していく予定だという。