菅直人総理は10日の参議院予算委員会で原発依存率を下げ、自然エネルギーや省エネルギーのウエイトを高める考えを表明したが、こうした自然エネルギーの可能性を広げるとともに、東日本大震災で大量に発生した木質系災害廃棄物を活用することによるエネルギー供給で被災地復興にもつなげることを視野に入れた「木質バイオマスのエネルギー利用に関する検討会」が14日、農林水産省会議室で開かれる。
検討会には日本プロジェクト産業協議会の青山俊介環境委員長はじめ岡和彦鹿島建設環境施設グループ担当部長、久米辰雄大阪ガス副理事ら10人が出席する。また、オブザーバーとして国交省、岩手、宮城、福島県の関係者が参加することになっている。
この日は森林資源を活かす木質バイオマス活用による発電、熱供給の課題などをテーマに意見が交わされる。(編集担当:福角忠夫)