日本で初めての電動アシスト自転車による新しい旅の提案講座が開講

2011年06月06日 11:00

 「丸の内朝大学」(主催:丸の内朝大学企画委員会、他)は、2009年春に開講して以来、人気の高い市民講座として注目を集めている。同講座は、出勤前の1時間限定で行われるというユニークなコンセプトがビジネスマンの支持を得ており、これまでにのべ3300人以上もの受講生を集めている。

 その講座内容は多岐にわたっており、環境・ソーシャルプロデューサークラスや農業クラス、ヨガクラスに加えて、究極のカレークラスやアーバン木こりクラス、温泉ヒーリングやピクニッククラスといった興味深いコンテンツが並んでいる。その中に今回、電動アシスト自転車による新しい旅の提案講座
「インスピレーションサイクリングクラス~鎌倉自転車の旅~」が開講された。

 これはヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS」のレンタルシステムを活用して、鎌倉を舞台に「新しい旅のカタチ」を探すことがテーマのクラスで、止まる、走るを繰り返しても苦にならない電動アシスト自転車ならではの「積極的に止まって散策する旅」を提案するクラスだ。

 現在受講している17名の受講生は、電動アシスト自転車を使い鎌倉でのフィールドワークを繰り返しながらその体験や情報収集に基づいてモデルコースを企画。講座最終日となる6月12日には、それぞれ親しいゲストを招いて鎌倉インスピレーションサイクリングのナビゲーターを務めることになっている。

 丸の内朝大学の仕掛人であり、同講座の講師の一人でもあるプロジェクトデザイナーの古田秘馬氏は「自転車ブームと言われていますが、ここで学び、企画しているサイクリングはそれらとは異なるものです。レンタルサイクルを用いた旅を提案することで、地域の振興にもかかわることができるでしょうし、徒歩やクルマでは実現できない旅のスタイルを提案できると思います」と話す。

 同社の電動アシスト自転車「PAS」は現在、全国各地の観光地を中心にレンタルスポットを設け、環境に優しいエコな移動手段として、着実に認知度を高めている。旅先の新たな楽しみ方が増えたことで、日本の観光の形が変わっていくかもしれない。