ヤクルト本社は27日、東日本大震災の影響によって稼動を休止していた 福島工場の製造ラインが一部復旧したことに伴って、6月17日より、はっ酵乳「ソフール」、「ヤクルト元気ヨーグルト」両商品の全国への出荷を再開する。また、5月16日より一部で生産を再開している岩手ヤクルト工場では、生産を休止していた「ヤクルトカロリーハーフ」「ヤクルト300V」「ヤクルト SHEs」の全国への出荷が6月22日より再開され、これによって同社の乳製品全品が供給可能となったことを発表している。
出荷の再開に合わせて同社はさらに、茨城工場内により詳細に放射性物質を測定できる機器を新たに導入し、東北・関東地区の乳製品4工場(本社福島工場、本社茨城工場、岩手ヤクルト工場、千葉ヤクルト工場)で生産された製品に関し、原料水および各品種の調合液について生産日ごとに放射線量の測定をすることを発表。放射性物質に対する自主検査体制を強化し、安全な商品の供給に向けて尽力することを伝えている。