キリン、「サッカー日本代表応援缶」などの発売で被災地復興を支援

2011年05月31日 11:00

 キリンビールは27日、東日本大震災の被災地に対する中期的な支援の一環として、サッカー日本代表を通じた復興支援策を発表した。まずは、キリンビバレッジと共同でサッカー日本代表とともに震災復興を支援する「サッカー日本代表 震災復興応援企画」を6月より実施。売り上げの一部を原資に、財団法人日本サッカー協会をはじめとした関係組織や団体とともに復興支援策に取り組んでいく。今回の取り組みは、グループ全体で60億円を拠出する3ヵ年計画のうち、およそ5.5億円にあたるという。

 「サッカー日本代表 震災復興応援企画」では、「キリン一番搾り生ビール」「麒麟淡麗<生>」「淡麗グリーンラベル」「キリン のどごし<生>」の4ブランド・各350ml缶と500ml缶に関し、6月下旬と7月上旬に製造される商品をすべて「サッカー日本代表震災復興応援デザイン6缶パック」とし、期間限定で発売。さらに、上記4ブランド・各350ml缶と500ml缶の商品の「サッカー日本代表応援缶」を8月31日から数量限定で発売。これらの商品に加え、今年7月1日から31日までに販売した同社ビール類(350ml缶と500ml缶の全商品)について、1本あたり1円を集計し、その総額を震災の復興支援に活用するという。尚、復興支援の具体的な使用先については、今後、日本サッカー協会と協議行っていくが、被災地での元日本代表選手などによるイベントや、学校やクラブへの用具の寄付などを通じた基盤整備、被災地における日本代表戦の応援拠点づくりなどを検討していくという。

 また同社は、6月1日から7日にかけて行われる「キリンカップサッカー2011」では、開催地である新潟県や神奈川県に避難している小中高生を無料招待することも同時に発表している。