日本酒類販売、被災地域の酒蔵支援企画を発表

2011年04月21日 11:00

 日本酒類販売は、被災者、各酒蔵の復興を願い、被災地域の酒蔵支援企画『がんばろう!!東日本の酒蔵』を発表、4月22日より実施する。

 大震災では「酒どころ東北」の多くの酒蔵が被災、製品や製造機材を失うなど大きな被害を受けている。このような状況のなかでも被災地の酒蔵は、復興と東北の酒文化を守るため懸命な努力をしている。これまで酒類を主力商品として扱う卸として営業してきた同社は、被災地の酒蔵が復興に向け丹精を込めて醸したお酒を小売店、料飲店に広く紹介し、被災地の酒蔵の商品拡販を推進するという企画を掲げ、尽力するという。

 拡販にあたり対象商品の同社売上の2%相当額は「日本赤十字社」を通じて被災地へ寄付、消費者は、被災地の酒蔵商品を購入することで、復興支援にも繋がる。対象商品には首掛け型POP「東日本大震災復興支援」を添付するという。また、対象期間は、4月22日からの3か月間。対象酒蔵は現時点において商品供給が可能な8社で展開し、今後の状況により期間を延長する可能性もある。対象酒蔵についても、商品供給その他の体勢が整い、参加希望の酒蔵があれば参加も可能だという。

 甚大な被害により、復興への道のりは容易いものではない。しかし、東北の人々の魂が復興へ向く限り、周囲はそれを最大限、支援し続けることが大切なのである。