東日本大震災に対する国際的支援に感謝する決議案が15日の参議院本会議で全会一致で可決された。「心温まる支援の手は国民にとって苦難の中で希望のよりどころとなり、復興に立ち向かう勇気を奮い起こし、(復興へ)決意を新たにする大きな糧となった」と深い感謝の気持ちを表すとともに「これらの善意を深く心に刻み、世界の人々との友情と連帯の重要性を改めて認識する」としている。その上で、国際社会との協力を推進する姿勢を強調している。決議案には236人が投票し、236人が賛成した。
また、決議案可決を受け、菅直人総理は「外国人の方を含め被災者に心からお見舞い申し上げます」とあいさつの後「東京電力福島第一原発の状況については、1日も早い安定化に努力している。引き続き、最大限の透明性をもって国際社会に情報を提供し、説明をしていく」との考えを述べた。
菅総理は、その上で「日本の底力と国際社会の協力により、日本の再生を果たす決意を新たにしている」と語った。
(編集担当:福角忠夫)