宇部興とマクセル、リチウムイオン電池需要拡大を見込み合弁会社設立

2011年01月17日 11:00

 携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラなど民生用携帯機器の用途として、需要が拡大しているリチウムイオン電池。今後も、ハイブリッド自動車や電気自動車などの車載用途や産業用途などへの応用も期待されている。

 そんな中、宇部興産と日立マクセルは14日、リチウムイオン電池用塗布型セパレーターの製造及び販売等を行う合弁会社を設立することで合意したと発表した。需要の伸長に伴い性能・コストの両面で競争が激化していく中、両社はそれぞれが得意とする技術を組み合わせることで、積極的な技術開発と安定した供給体制の構築を図る。

 新会社では、セパレーター製品の開発と、両社の販路を含む経営資源も活用した量産供給を通じて、ハイブリッド自動車や電気自動車用リチウムイオン電池、産業用リチウムイオン電池の需要拡大に対応していく方針だ