村田製作所第2四半期決算発表 大幅増収増益を達成

2010年11月01日 11:00

 村田製作所<6981> が10月29日に発表した2010年4-9月期の決算は、売上高3,150億円(前年同期比23.2%増)、営業利益463億円(同658.3%増)、税引前四半期純利益475億円(同512.3%増)、四半期純利益311億円(同555%増)と大幅な増収増益になった。

 世界電子機器市場は、中国等の新興国市場での需要拡大や、先進国市場での景気回復とそれに伴う高機能な電子機器の需要の高まりにより、引き続き好調に推移した。特に、中国・インドといった新興国での新規加入者増による携帯電話台数の増加に加え、部品搭載点数の多いスマートフォン人気により、部品需要が大きく伸びた。主力の積層セラミックコンデンサやノイズ対策部品の売上高が前年同期を大きく上回ったほか、スマートフォンや第3世代携帯電話向けにWi-Fi用モジュールや表面波フィルタ、ハードディスクドライブ向けに衝撃検知用センサ、カーエレクトロニクス向けにセラミック発振子やバックソナー用超音波センサ等がいずれも大幅に売上を伸ばしている。

 また同日、2010年度通期の連結業績予想を上方修正することも発表された。売上高を前回発表の6,050億円から6,150億円(従来予想比1.7%増)、営業利益を710億円から780億円(同9.9%増)、税引前当期純利益を770億円から810億円(同5.2%増)、当期純利益を520億円から530億円(同1.9%増)に上方修正した。

 村田製作所は、世界の電子機器市場における主要な機器の生産台数において、一部の機器で期初予想からの下方修正を見込むが、メイン市場であるスマートフォン等の携帯電話をはじめ、全体的に前期からの拡大基調に変化はないと予想している。電子機器の生産台数の増加と部品搭載点数の増加による需要拡大の継続が見込まれることに加え、依然として高水準な受注残高を抱えていることから、下半期も引き続き高い操業度を維持していく予定だ。
(編集担当:藤原伊織)