厚生労働省のまとめで、9月の一般職業紹介・有効求人倍率は季節調整値で前月より0.01ポイント上昇し、0.55倍になったことが分かった。新規求人倍率も0.91倍と前月より0.03ポイント上昇した。
また、正社員での有効求人倍率は0.33倍と依然、就職市場の厳しさを示しているものの、こちらも前年同月比で0.07ポイント改善した。
これは、全国のハローワークへの求人、求職、就職状況をまとめたもので、29日、同省が発表した。
それによると、9月の有効求職者は263万9676人、求人数は151万2682人だった。
都道府県別では、福井県が有効求人倍率が0.86倍と最も高く、雇用情勢が特に厳しいとされる沖縄県は前月より0.02ポイント上昇したものの、0.33倍と全国最低を記録し、就職の厳しさを浮き彫りにしていた。次いで厳しかったのは青森県の0.38倍だった。
(編集担当:福角忠夫)