衆院北海道5区補選 最大敗因は知名度と岡田氏

2010年10月26日 11:00

 岡田克也民主党幹事長は衆議院議員の北海道5区補欠選挙(欠員数1に5人が立候補)の敗因について、25日の記者会見で「相手(元自民党官房長官・町村信孝氏、66歳)は大物議員で、知名度が高く、背水の陣で臨まれたのに対し、こちらの候補(元国土交通省技官・中前茂之氏、38歳)は新人で知名度不足に悩まされ、間に合わなかった」と知名度の格差が最大要因であったと語った。

 また、「政治とカネの問題も影響があったかと思う」と小沢一郎前幹事長の問題が影響しているとの認識を持っていることも間接的にうかがわせた。このほか、投票率が低かったことについては「民主党に対しても、(有権者は)さめた目でみているということではないか」と分析。

 岡田幹事長は「今回の選挙では、延べ143名の国会議員を選挙区に入れて訴えた」とし、候補者の知名度の低さに苦戦を強いられたことなどを語った。一方で、今回敗退した中前氏に対しては「よく頑張ったし、今後、本選をめざし頑張って頂きたい」とエールを贈った。
(編集担当:福角忠夫)