日本企業の中国進出 1万社超える

2010年10月25日 11:00

 中国に進出している邦人企業が1万社にのぼっていることが帝国データバンクの「中国進出企業の動向調査」で分かった。

 帝国データバンクでは「中小企業を中心に進出が目立つ」としており、特に、「小売業では2004年以降、進出が急増している」としている。国内市場の縮小や円高が背景にあるほか、中国市場を取り込もうとする企業の積極姿勢がうかがえる。

 帝国データバンクが22日発表したところによると、中国へ進出している企業は1万778社。業種別では「製造業」が4546社と全体の42.2%を占め最も多い。

 企業の規模別では従業員数「10人以上50人未満」が3547社と32.9%を占め、中小クラスの企業が多く進出していることが判明したとしている。
(編集担当:福角やすえ)