メリディアで厚労省 個人輸入に注意呼びかけ

2010年10月20日 11:00

 厚生労働省は米国FDA(米国食品医薬品局)とカナダ保健省が抗肥満薬(いわゆるやせ薬)のメリディア(Meridia、一般名はシブトラミン、医薬品)に関し「心臓発作や卒中などのリスクが高まることが臨床試験データで示されたことから、企業により自主回収が行われる」との発表を受け、19日、個人輸入により安易な使用は控えるようにと注意喚起を始めた。

 厚生労働省によると「米国FDAは使用を中止し、医療関係者に代替療法について相談するよう勧めている」としている。もともと、シブトラミンは海外でも医師の処方箋により使用されるもので、服用を誤った時の副作用について危険性が言われていた。
(編集担当:福角忠夫)