ヤマハ発、「VF250」が米国舟艇工業会のイノベーションアワードを受賞

2010年10月15日 11:00

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ヤマハ発動機<7272> のバスボート専用4ストローク船外機、VMAX SHOシリーズのトップモデル「VF250」が、国際マリントレードショー「IBEX2010」において、米国舟艇工業会のイノベーションアワードを受賞した。

 ヤマハ発動機<7272>のバスボート専用4ストローク船外機、VMAX SHOシリーズのトップモデル「VF250」が、2010年9月28日から30日にかけて米国ケンタッキー州ルイスビルで開催された国際マリントレードショー「IBEX2010」において、米国舟艇工業会のイノベーションアワードを受賞した。

 イノベーションアワードは、米国舟艇工業会が主催するマリントレードショー「IBEX」において毎年審査・発表されるもの。審査は専門知識に秀でたボーティングライターズインターナショナルのメンバーから選出された審査員によって厳選。審査基準は「既存の製品に比べて革新的であること」「マリン業界、および消費者に恩恵をもたらす製品であること」「実用的であること」「費用効率が高いこと」となっている。

 今回受賞した「VF250」は、新開発のV型6気筒、4,169立方センチメートルのパワーユニットを搭載。溶射技術を投入した大口径スリーブレスシリンダーを船外機として初めて採用することで、軽量化と耐熱・耐摩耗性を高めながら排気量を拡大している。さらに、可変カムシャフトタイミングの採用やECMによる統合的な運転コントロールなどにより燃焼効率を大きく向上させ、卓越したパワーとトルク、優れた燃料経済性を発揮している。

 今回の受賞は、「VF250」が船外機として優れた性能や技術の先進性、環境性能を兼ね備えた製品であることはもちろん、これまで2ストローク船外機が主流であったバスボート市場という新たな領域を開拓する同社の取り組みが、マリン先進国アメリカで高く評価された証だと考えられる。
(編集担当:宮園奈美)