村田製作所 「CEATEC JAPAN 2010」の出展内容を発表

2010年10月04日 11:00

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村田製作所は15日、「CEATEC JAPAN 2010」の出展内容を発表した。

 株式会社村田製作所<6981>は15日、2010年10月5日(日)~10月9日(土)の期間に幕張メッセで開催される、最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2010」での出展内容を発表した。

 今年は「Green×Electronics」をはじめ、「Smart+Electronics」、「Healthcare&Electronics」の3つのゾーン構成で、ムラタの最新技術を紹介する。また、メインステージでは、9月27日に開発発表された同社の自転車型ロボット「ムラタセイサク君」、一輪車型ロボット「ムラタセイコちゃん」のデモンストレーションが行われる予定。

 「Green×Electronics」のゾーンでは、キャパシタ・ハウス(セラミック・機能性高分子・電気二重層)やワイヤレス電力伝送システム、LED用電源モジュールをはじめ、Smart Energy用無線通信モジュールやアイドリングストップ対応車載用低電圧駆動DC-DCコンバータ、省エネ化に貢献する電子部品など、エナジーセービングという観点からエコを実現する製品や技術を紹介する。

 また「Smart+Electronics」のゾーンでは、Vector Pad(多入力デバイス)、焦電型赤外線センサなど、周囲の状況や人の動作をとらえるセンサや、低消費電力無線通信モジュール、HF帯RFIDリーダーライタモジュールなど”つながる”機能を簡単コンパクトに実現する近距離無線モジュールなど、機器のスマート化を実現する製品や技術を紹介して注目を集めそうだ。

 そして、とくに今回のムラタのブースで注目を集めそうなのが「Healthcare&Electronics」のゾーンだ。このゾーンでは指輪型パルスメーターやバイタルサインセンサなど、ヘルスケア機器の高機能化に貢献する製品や技術を紹介する。

 近年、村田製作所ではヘルスケア機器向けの電子部品の開発に力を入れており、これまでムラタ製品とは縁のなかったような市場からも「ヘルスケア」というキーワードを介してコラボレーションできる可能性が期待されている。
(編集担当:藤原伊織)