平成22年産水稲の作付面積は前年産より2万ヘクタール増加し、165万7000ヘクタールになったことが農林水産省の9月15日現在での水稲作付面積と作柄概況で分かった。
1反(10アール)あたりの予想収量は526キログラムと作況指数は99となる見込みとしている。
農水省が30日発表した調査結果によると、165万7000ヘクタールのうち、主食用水稲の作付見込面積は158万ヘクタールとなり、前年に比べ、こちらは1万2000ヘクタール減少していた。この結果、主食用水稲の予想収穫量は830万8000トンとなることが予想されている。
作付面積が増加したのは、戸別所得補償モデル対策の効果で、これまで作付されてこなかった農地で加工用米や新規需要米への取り組みが進んだことが主因。農地の有効活用に一定の成果がみられた。
(編集担当:福角忠夫)