政府与党が考えをはっきり示すこと 谷垣総裁

2010年10月01日 11:00

 谷垣禎一自民党総裁は10月1日召集される臨時国会を前に、30日、今年度の補正予算について「党の考え方は既に文書にし、官邸にもお届けし、明白にしている。これをどのように取り扱っていくのか。一番大事なことは、政権を取っている政府与党として、自らの考え方をはっきり示されること。その上で、国会の中でいくらでも議論に応じる」と語った。

 また、政府与党の補正予算への賛否について記者団から聞かれ「財源も含めて、与党として、責任ある体制を作ってやろうしているのか。明らかにされなければいけない。それが出てくる前に、賛成だ、反対だということはない」と答えた。

 岡田克也民主党幹事長は同日夕の記者会見で「国民の立場に立って、(与野党)一緒に良い案を作っていきたいと思っている。各党の意見を聞きながら、良いものは取り入れ、誠意を持って対応したい」との姿勢を示した。
(編集担当:福角忠夫)