代表に菅総理を再選 民主党

2010年09月15日 11:00

 民主党代表を選ぶ臨時党大会が14日、都内のホテルで催され、国会議員の投票などにより、菅直人総理が再選された。

 党員やサポーター、地方議員の支持では、対する小沢一郎衆議院議員を大きくリードしたが、国会議員による投票では412ポイント対400ポイントとほぼ2分する状態だった。

 このため、菅総理(党代表)が今後、幹事長など党役員人事や新閣僚選任にどのような采配をふるうのか、人選に関心が集まっている。

 菅総理は続投が決まり「困難な中にある日本を元気な日本にもう一度つくり直して、次の世代に渡していく。命をかけてやらなければ」と決意表明した。

 また、「小沢さんにはいろいろお教え頂き、今回の選挙でも多くを教わりました。選挙が終わりました。ノーサイドで、民主党議員が自分の力をフルに発揮できる体制にしたい」と政権運営、党運営について語るとともに「挙党態勢で臨みたい」と議員や党員らに協力を求めた。

 ちなみに投票結果は、党員・サポーター票が菅氏249ポイント、小沢氏51ポイント。地方議員は菅氏60ポイント、小沢氏40ポイント。国会議員(411人が民主党所属議員で、このうち409人が投票、3人が無効票だった)は菅氏が412ポイント、小沢氏が400ポイントとなり、トータルでは菅氏が721ポイント、小沢氏が491ポイントと大差がついた。菅氏が総理就任から間のないことも再選支持へ大きな要因になったとみられる。
(編集担当:福角忠夫)